3.11に思うこと

3.11

あの日から12年になるのですね。

昨夜遅くに当時の被災者の遺体復元にあたった方のことをテレビでやっていて、少しだけ視聴しました。

損傷した部分は脱脂綿で補修し、手の甲で温めながら念入りにお顔をマッサージを施し、ご本人の笑い皺を頼りに微笑みの表情を再現されるのだとか。

津波のあとずっと行方不明だった奥様がようやく見つかり遺体復元師に依頼をした男性は、その奥様のお顔を見て「これなら子ども達に会わせても大丈夫だと思います」と

涙を浮かべて仰る様子を見て、ずっと見つからなかった奥様の帰りを待つ間の不安、ようやく戻った奥様の変わり果てた姿を目にした時のショック、子ども達のことを心配する気持ちなど思い、胸が痛くなりました。

私自身、実際には被災という被災はしていませんし、影響と言えば計画停電と発災後しばらく続いた食料・物資の品薄状態、そして実態の分からない放射能に対する何となくの不安くらいなものでしたが、実際に被災された方の心の傷は月日が経とうと癒えるものではないのでしょうね・・・。

この辛い記憶を携えながらも、それぞれが今ある場所で、ときに幸せを感じられる日々を送られていることを望みます。

 

首都直下地震南海トラフ地震も30年のうちに起こる可能性が高いとも言われていますが、「備え」はどこまでやるべきなのか。

水だけでも大人1人あたり1日3ℓ (これは本当に最小限だと感じます・・)× 最低でも3日分といいますが、4人家族だとおおよそ36ℓ  → 2ℓのペットボトルで18本。

広いお家ならいいですが、なかなか場所をとりますね・・。

ウォーターサーバーを利用される方も多いのかもしれません。

しかし昨今の物価上昇の下つくづく思うのですが、世の中どんどん二極化が進んでいて、経済的に余裕のある人はきっと災害が起きてもどうとでもなるのでしょうが、そういう備えをするだけの余裕のない人も少なくはないと思います。

基本的な生活の部分では、誰でも安心して生活できるような世の中にならないものかな・・・。

政治家の人はご自分の立場を守ることばかりでなく、こうしたことに真剣に取り組んでもらいたいです。